みなさん、お疲れ様です。
台風11号は昨夜遅くに慶良間海域を飲み込み激しい暴風雨を伴い通過して行きました。昨夜から今日の早朝まで停電になってしまい夜10時くらいに仕方なく眠らなければいけない状況になりました。久米島では最大瞬間風速62mが観測され小さいが驚異的な強さに急激に成長した台風でした。慶良間と宮古の間を通過したため大きなうねりがしばらくは残ると思いましたが内海は結構潜れる状況で透明度も20m以上は見えました。
このあとさらに熱帯低気圧が大東島の南に接近していて明後日17日にはまた台風になる予報になっています。しかもほぼ11号と同じ経路を通過する模様です。今回の台風11号で7名ものお客さんがキャンセルになってしまいました。仕方なくキャンセルすることになかった方々はこれに懲りずまたお休みを取られて来てくださいね。次回ご予約を下さったときの海が静かでありますように願っています。しかし、どうして今年の台風は全て連休に来るのでしょうか?あ~台風貧乏。
本日台風直後の水中風景です。台風直後にしては綺麗な水でよく見えました。BPにしては珍しく今日の写真を使っています。ブログは本来その日の海の写真を掲載するものですがBPの海バカ日記は2~5日前に撮影した写真を載せることがほとんどです。それは小物生物ネタがばれないようにしているからです。BPがお見せしている小物生物の中には神経質なものも結構ありますのであんまり多くの人に見つかってしまうとストレスで姿を消してしまうことがあるからです。
海底砂漠の砂紋は潮流が作り出す芸術です。写真はほんのごく一部ですが見渡すと一面に砂紋が広がっています。魚影は少ないですがとっても癒される風景ですね。
『あれ~!今までたくさんの人が通るけど誰も僕のことを見つけてくれなかったのにこのBPって人は見つけてくれました。すごいねぇ。』
カイメン類にカムフラージュしているエビの一種です。どこにいるのかわかりますか??
学名Gelastocaris paronae(パソコン音痴なので斜体文字ってどうやって書くんだっけ?誰か教えてください。)かどうかは精査が必要。只今、奥野先生に質問中です。他にも数種のカイメン(色彩もいろいろ)から本種と思われるエビを発見してきていますが今まで最大15mmのものを観察しています。写真の個体は5mmくらいかな?ピントが甘いのでしょぼい写真になってしまいましたがピントを正確に合わせて露出補正をやるともうちょっとくっきりと映ります。見たい方はリクエストしてください。
本種を撮影中に阿嘉島の生物ガイドの大御所先輩ガイドに見つかってしまった!共通のポイントってこれだから困るんだよなぁ。
スタッフの海老沢さんが撮影した写真です。BPが撮影した写真よりも綺麗な色が出ています。黄色と白の間に赤色まで入っていて素晴らしいなぁ!一人ぼっちだったのがかわいそうでした。カップルになるといいなぁ。みんな早く逢いに来てください。