みなさん、お疲れ様です。
10/13に行われた座間味村祭りが終わったとたん本格的な北風のシーズンに入りました。
祭りの次の日14日に阿嘉部落上空にはたくさんのサシバという猛禽類の一種が飛来しているのを確認しました。サシバが来ると本格的な北風にシーズン到来なのです。水温は27.5度。いまだに高水温です。しかし、エキジットするとちょっとだけ寒さを感じるようになりました。
流れ藻は毎年お盆明けころから9月いっぱいですが今年は流れ藻の出現が遅れました。水温の関係かなぁ?9月下旬からよく確認している流れ藻にカムフラージュして住んでいるハナオコゼです。ハナオコゼはカエルアンコウ(旧名イザリウオ)の仲間です。まさかハナオコゼまでハナカエルアンコウに改名したなんてことあるのだろうか?10/15久場島の南側では流れ藻の大集団を発見しました。BPはすぐに流れ藻のそばに船を止めてバケツで流れ藻をたくさんすくってみました。するとこの写真のハナオコゼygが発見されました。とってもかわいい~!12~13mmくらいの小さな子でした。流れ藻にはエビ、カニ、ウミウシ、ハナオコゼ、各種幼魚などが住み着いていてとっても楽しいです。
流れ藻に完璧にカムフラージュしているウミウシです。資料をよく見て調べていませんが和名は不詳。小野さんに聞いてみよう。流れ藻に住む普通種。完全に海草になりきっている高精度の擬態ですね。海草の色と海草にある黒色の水玉模様までもが同じです。流れ藻から離してみると体全身をくねらせて一生懸命泳ぎます。
お昼、ダイビングに出発しようと前浜をチャリで走っていたら波打ち際にケラマジカが歩いていました。このオスジカに何か哀愁を感じました。もしかしてメスの奪い合いのケンカに負けてしょんぼりと山を下りて浜でたそがれていたのかなぁ??この撮影をしているBPのすぐそばにはNHKの取材カメラマンがいて大きなテレビカメラで静かにケラマジカを撮影していましたよ。ケラマジカを題材にした番組を製作するそうで9月と10月にかなり長期で阿嘉島で取材しています。
どんな番組が出来るのか楽しみです。日時が決まりましたらお知らせいたします。
ダイビング終了して船を掃除してチャリで前浜を走ってホッタテ小屋に帰ろうとしていたら昼間に逢ったケラマジカがまだいました。思わずチャリをとめてパチリと撮ってみました。阿嘉の住民はケラマジカが道にいても猫や犬がいるのと同じように『あ~いるなぁ』と思うだけで特に干渉しないのがケラマジカの警戒心を緩めているのでしょう。