みなさん、こんばんは。
今日午前中は北上する熱帯低気圧の影響でかなり風が強まりクイーンザマミ1便目が欠航になりました。それでも3本普通に潜れるポイントがあるのは慶良間諸島の特性でしょう。
GWくらいからカメたちの交尾の時期になります。GW明けからの交尾の確認回数は4回です。どれも久場島に行ったときに水面に浮いて交尾をしているのを確認しました。
この時期はオスガメがメスを探しているため人間をメスガメと間違えて大接近してくることがよくあります。この写真は5/25に実際にあったことです。アカウミガメのオスが浅所からヘッドファーストで一気にBPの隣にいるKさんに向かっていくシーンです。羽ばたいている前足に発達したツメガあるのがおわかりでしょうか?
巨大なアカウミガメのオスがBPの真横1.5mに大接近!この時Kさんにはぶつかる寸前まで突進していきました。太平洋を回遊してきたため藻が甲面に生えていて貫禄がありました。フジツボを付けている個体もいますよ。
Kさんがメスガメではないことにぶつかる寸前で気が付いた巨大アカウミガメのオスはKさんをギリギリでよけました。オスガメは残念そうに沖のブルーに泳ぎ去ってゆきました。しかし、なぜかまたこのあと戻ってきてお客さんたちをじろじろと確認して『やっぱり人間だぁ。彼女じゃないや!』って表情で沖のブルーに消えてゆきました。何だか後姿は哀愁を感じました。
実はこの上の3枚の写真の出来事の前に阿嘉島と久場島の間でアオウミガメとアカウミガメの交尾を船上から確認しました。風はなく無風だったのでそっと交尾中のカメに近づいてシュノーケリングでお客さんたちと一緒に接近してみました。すると交尾中のペアは合体したまま深場へと消えてゆきました。交尾中のカメの周りには2匹のオスガメが『俺も~~!』って感じでたかっていました。写真はアカウミガメの交尾に勘違いしてたかっていたアオウミガメのオスです。種が違う同士で交尾が行われることはないのかなぁ?とこのシーンを見た時に思いました。水面から撮影。このブルーの下は水深60mくらい。
もうすぐ久場島のビーチではたくさんのメスカメたちが産卵に上陸するでしょう。